あなたは【金田一秀穂】さんという方をご存知ですか?
“金田一”という名前は、日本人であれば誰もが聞いたことがある名前だと思います。金田一秀穂さんの経歴や家系に関しても解説していきます。
さらに、金田一さんはTV番組“笑われるニホン人”にも出演予定で、メディアでの活躍もし続けています。
彼の考え方や生きざまについても解説していきます。
さっそく、見ていきましょう。
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目次(contents)
金田一秀穂の経歴プロフィール
出典http://blog.livedoor.jp/jin2005/archives/51199551.html
金田一秀穂さんは、1953年5月5日東京都杉並区に生まれました。
現在ではテレビのバラエティ番組や、ラジオ、MCなど様々なメディアに出演されている人気の言語学者です。
彼は、区立西宮中学卒業後、都立西高校へ進学。その後、上智大学文学部心理学科を卒業しています。
金田一さんは当時、学者の道に進むつもりは一切なかったそうです。
しかし、1980年の光州事件直前に韓国旅行をした事がキカッケになり、日本語について興味を持ち、その後、外国に住みたいという目的から日本語教師養成講座に通い始めたそうです。
後、1983年に東京都外語大学大学院博士課程を終了。
更に大連外語学院やコロンビア大学などで日本語を教え、なんとハーバード大学客員研究員を経て、現在は言語学者、杏林大学外国語学部教授、政策研究大学院大学客員教授を務めています。
祖父は言語学・民俗学者の金田一京助、父は国語学者の金田一春彦。そんな彼らに続き金田一秀穂さんは日本語学を専門としています。
本当に凄い家系で育った人だったんですね。
多くの本も執筆されており、代表的なものには『適当な日本語』(アスキー新書)、『「汚い」日本語講座』(新潮社)、『ことばのことばっかし』(マガジンハウス)、『お食辞解』(清流出版)、『オツな日本語』(日本文芸社)『金田一家、日本語百年のひみつ』(朝日新聞出版)などがあります。
本当に言葉に対しての情熱や教養が半端なく、素晴らしい才能の持ち主である事がわかりますよね。
金田一秀穂の出演番組について
そんな金田一秀穂さんが出演している番組について確認してみましょう。
まずは、2020/5/15(水)の18:55~のTV番組『笑われるニホン人』で識者として出演予定の金田一さん。
ちなみに識者とは「物事の事情に通じ、正しい判断力のある人、見識がある人」の事をいいます。
彼はTV番組に出演している時は常に笑顔で受け答えしています。
それだけでも印象が良いのに、言っていることはいつも的を得ていて、本当に色々な事を経験されていて凄い人だなぁと思います。
そんな金田一さんの人気は高く、その他の様々な番組でも活躍されています。
彼の出演番組は以下のようなものがあります。
・日本語なるほど塾
・タモリのジャポニカロゴス
・スタジオパークからこんにちは
・今すぐ使える豆知識 クイズ雑学王
・世界一受けたい授業
など。
どの番組も人気が高いものばかりで、それに出演されている金田一さんは“言葉の面白さ”について語っている。
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金田一秀穂のインタビューからわかる彼の生きざまとは!?
出典https://pdmagazine.jp/trend/tobirawoaketara-030/
金田一秀穂はニートだった!?
金田一秀穂は順風満帆な人生を送ってきたように感じますが、過去に「ニート」の時代があったのはご存知でしょうか?
彼は高校を卒業すると、上智大学文学部心理学科に進学します。大学卒業後、彼は親への反発心からか、定職に就かず無職でニートの生活を送っていたといいます。
その時、金田一さんは「働かなくて何が悪いのか」と思っていたと語っている。
大学で心理学を学んだ彼は以下のように話している。
面白かったのですが、心理学を仕事にしようとまでは思えませんでした。自分が何をしたいかわからなかったので、就職活動は一切せず、卒業後は今で言うニート。昼過ぎに起きてパチンコに行き、稼いだお金で本を買って明け方まで読みふけるという生活を3年間送りました。友人たちには心配されましたが、「就職しなくても最低限の生活はできるし、時間も自由もある。それの何が悪いのか」とどこ吹く風。そんな僕に父は何も言いませんでした。僕を信じて、待ってくれていたんだと思います。
「金田一」という名前によって、どこに行っても日本語や国語と結び付けられる事に「なんだかなぁ」と思っていたと話している金田一さん。
彼の中で心理学とは“自分を知りたい”という根源的なものだったのでしょう。
しかし、そんな彼がニートをしていたなんて驚きでした。
インタビューから分かる彼の生きざまとは!?
とあるインタビューで金田一さんは自分の考え方に関して語っています。
その中で印象的だったのが『“ファティック”によって人と人はつながる』
ファティックとは一体何なのでしょうか?
彼は海外での生活が長く、アメリカで暮らしていだ時期もあります。
アメリカ人は本当によく喋ると話す金田一さん。
アメリカ人が行うパーティーは、日本のそれとは少し違います。
日本では「ご飯がたくさん食べらる」のがパーティーが楽しい理由としてよく言われます。
しかし、アメリカ人が行うパーティーは食事はチーズやディップくらいで、メインは食べることではなく、しゃべる事なのだといいます。
そこで重要になってくるのが雑談、いわゆる“スモールトーク”です。
スモールトークを言語学の用語では「ファティック」といいます。それは、挨拶、雑談、スモールトークなど、言葉を発することが目的であって、そこで何が語られるかはあまり重要ではありません。
人と人とをつなぎ合わせる言葉が“ファティック”で、それが重要だと金田一さんは話しています。
情報だけが大切な訳ではなく、このような雑談こそが大切な事なのだと彼に教えられたような気がします。
そして、金田一さんは次のようにも話しています。
『しゃべらないんです、日本人は』
と。
日本人は知り合い同士だったらいくらでもおしゃべりができるのですが、見知らぬ人と意味のない会話をあまりしません。
それは、日本人は音声言語をあまり信用していなくて、文字言語を重要視する傾向があります。
その例として、日本は切符を買うのも自動販売機です。料金表も時刻表もあり、休日の時刻まで全部文字で書いてあります。駅員さんに聞かなくても全部書いてあるから、しゃべる必要がないからだそうです。
それに対し、海外の人は話すことに抵抗がありません。雑談をするのが当たり前だと思っているからです。
どちらが優れているというものでもないのでしょう。
しかし、金田一さんは自らの経験を元に日本語を始めとする“言語”をもっと世間の人達に知ってもらおうと様々なメディアに出て発言しています。それが彼の“生きざま”なのかもしれません。
そんな彼の一挙手一投足に、今後も注目し、勉強させてもらおうと思いました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
よくTV番組で、ひとつの議題に対しての意見を交わしている所を見ることがあると思います。
金田一秀穂さんは、その一人ですが、彼がどんな人生を送ってきて何を学んだのか。
それを考えながら番組を見ることで、今までとは違った視点で楽しむことができるかもしれませんね。
今後も、金田一秀穂さんの発言には注目していきましょう!
最後までご覧頂きありがとうございました。
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